ハイこんにちは!
6月に入り晴れた日の日中の気温はかなり上がるようになりました。
これで天候が崩れると不快指数もなかなかなのモノになりますが、幸い爽やかな日が続いている茨城県水戸市です。

さて、前回、前々回と太陽光発電システムと蓄電システムを組み合わせて使う新製品を2回に分けてお伝えしてきました。
お時間がある時にご覧いただければ幸いです。
 >>京セラの太陽光プラス蓄電システムで災害に備える!
 >>パナソニックの太陽光は創蓄連携システムはココがスゴイ!

太陽光発電+蓄電システムで、電気を創るだけではなく貯めて使うという新しいかたちが実現されようとしている、という事をお伝えしました。
今回から数回にわたって、太陽光や蓄電システムとも関係の深い、スマートグリッドHEMSについて調べながらお伝えしていこうと思います。

スマートグリッドという言葉を最近ニュースなどでよく耳にするようになりました。
いまいちピンとこないネーミングですが、スマート(賢い)・グリッド(電力網)というように考えれば、少しは意味が明快になってきます。
単に電力を送るだけの従来の電力網ではなく、通信機能を備えた電力計(スマートセンサー)を設置し、制御システムと連携させることにより、電力網全体の電力需給を自律的に調整する機能を持たせるなど、より効率的な運用を可能とするのがスマートグリッドというシステムなのだそうです。

太陽光・風力発電などの再生可能エネルギー導入に対する系統安定化対策や、企業や一般家庭でのエネルギー利用の効率化といった部門で期待されています。
また、電力網の状態をモニタリングして制御することで、災害時に停電が起こりにくくなったり、復旧が容易になったりというメリットも挙げられます。

スマートグリッドをの基盤となるのが、スマートメーターと呼ばれる電力計です。
日本においてスマートメーターは、主に”遠隔で検針を行う”という程度の使い方に留まっているのが現状のようです。
しかし将来的には、家電機器などと連携して情報通信ネットワークを形成できるようになることが期待されています。

スマートメーターを介して様々な情報のやり取りを行えれば、電力需要に合せた発電を行ったり、電力の使用量が短時間に集中してしまう「ピーク」をシフトさせる…という使い方も可能になります。

東日本大震災以前の電力供給が十分にあった日本では、需要の抑制は然程必要ないと思われていました。
震災以降、原発停止による電力不足という問題を抱える現在の日本では、需要の方を供給に合わせて増減させる・供給される電力を有効に配分することを検討していく必要があり、その切り札となりそうなのがスマートメーターの導入、スマートグリッドの構築なのです。
当然将来的には大規模な市場となり得るため、多くの企業がスマートグリッド関連のアイデアや製品の開発を進めているようです。
例えば、電力需給ピーク時に、家庭やビルなどの需要側の電力使用量をコントロールして、ピーク時需要の削減・電力系統の安定運用を図ろうというデマンド・レスポンス(需要応答)も、スマートメーターを活用することで実現できるといいます。

具体的には、電力不足が予想されるピーク時間帯に電力価格が高くなるように料金を設定したり、節電した分だけポイントを還元するなどのサービスを提供することで、ピーク需要の削減を促進するのがデマンド・レスポンスのしくみです。

ただしデマンドレスポンスを導入するためには、時間帯や需要に応じて動的に変動する電力料金プランを、予め導入する必要があります。
そしてつい先日、東京電力は、2012年7月から家庭向け電気料金を10%程度値上げすると同時に、電力需要が少ない夜間の電気料金を引き下げる「時間帯別料金」を導入する意向であるという発表をしました。
今後の動向が大変気になるところですね。

…というわけで、かなりとっ散らかってしまいましたが、現在注目を集めているスマートグリッドとその周辺の技術についてお伝えしました。
次回は、スマートグリッドを広域の電力ネットワークの監視制御システムとした場合、私たちユーザー側で行うエネルギー監視制御技術であるHEMS(ホーム・エネルギー・マネージメント・システム)についても調べていきたいと思います。

鉄線・てっせん・クレマチス

ではまた次回!

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