2012年偕楽園の梅がついに満開です!お見逃しなく!
偕楽園の梅情報, 水戸ぶらり 2012年4月5日ハイこんにちは!
先週末、日本列島を襲った春の嵐が再び舞い戻ってきました。
夜通し吹きつけた強烈な暴風は、次の日のお昼ぐらいには治まりました。
これも異常気象なのでしょうかね?
さて、2月から連続でお伝えしてきた偕楽園の梅まつりのレポートです。
今年は寒さの影響で、例年より3週間ほど遅れて満開を迎えた偕楽園の梅の花です。
なお、開花が遅れたことにより、梅まつりの開催自体も4月8日まで延長されていますよ。
今回は、平成24年4月4日の偕楽園の様子をお伝えします。
偕楽園のオフィシャルサイトによると、4月4日時点で梅は、「満開、中咲き・遅咲きの品種の梅が見ごろです」とのアナウンス。
前日の夜から明け方にかけて猛威を奮った春の嵐が余計な雲まで吹き飛ばしてくれたおかげでこの日は快晴。
とはいえ、まだ嵐の名残りのような強い風が時折吹き抜けます。
梅の花もさすがに昨夜の暴風で散ってしまったのではないか…という一抹の不安を抱えて偕楽園内に入ってみると…
思いのほか散ってない!スゴイぜ強いぜ…梅の花。
この梅の花は、佐橋紅(サバシコウ・さはしこう)です。
明るく彩度の高い紅色の花は、遠くからでもよく目立ちます。
一重の花弁の輪郭もシンプルで、とても梅らしい梅だなぁ…と個人的に思います。
青い空と降り注ぐ陽光、芝生の新緑の中で咲く佐橋紅の美しさにしばし見惚れてしまいました。
小生と同様に執拗に佐橋紅を撮影されていた方もいらっしゃいまして、無言ながら奇妙な連帯感を勝手に感じ取りました。
好文亭の入り口付近の杉の木(?)は、枝や葉は結構折れたり飛ばされたりして地面に落ちていました。
偕楽園の作業員の方々が懸命に清掃をされていました。
大変なお仕事、おつかれさまです!
こちらの梅の木は、一本の樹に白とピンクの花を咲かせるという変わった品種「思いのまま」。
じつは当社の事務所にも、社長のお父様の「思いのまま」の鉢植えがあります。
会社の鉢植えの「思いのまま」は白とピンクの花がランダムに咲いていたのですが、偕楽園の「思いのまま」は、結構白とピンクの花がくっきり分かれて咲いていました。
しかし、2色の花が咲くとは面白いですね。得した気分。
ホント「思いのまま咲いてみました」みたいな感じで良いです。
さて、前回偕楽園を訪れた際に、パシャパシャと写真を撮っていると、黄色いジャンパーのボランティア説明員のおじさん方に話しかけられました。
「イイの撮れたかい?…ところでこういう変わった梅の花は撮ったかい?」という問いと共に見せて下さった偕楽園の梅の資料写真には、見たこともない梅の花の写真が…。
「これは"鈴鹿の関"といってね…偕楽園には1本しか植わってないんだよ。」
(完全に挑発されている…)と勝手に感じた小生は、当然ながら"鈴鹿の関"探しに奔走する羽目に…。
説明員のおじさん曰く「表門の近くの梅林で、柵から3メートルほど奥にあるから結構見つけづらいヨ」とのことです。
実際に探してみると…これがなかなか見つからない…。
余程梅の花に詳しければ、遠目からでも判別できましょうが、小生に出来ることといえば、梅の木にぶら下がっている名札を見て梅の名を知る程度のこと…。
結局その日は、見つけることが出来ずに日が暮れ始めために泣く泣く偕楽園を後にしました。
そしてリベンジとばかりに再度訪れた偕楽園。
今回は、東門入り口にある案内所のお姉さん達に”鈴鹿の関”の場所を尋ねてみました。
…そして、見つけました!
思いの外背の高い樹に咲く小振りな一重の花びらは、中心から外側にかけてピンクと白のきれいなグラデーション!!
いやぁ初めて観た!
(勝手に)苦労して探したために感動もひとしおでした。
皆さんも偕楽園に一本しかない”鈴鹿の関”を是非探してみてください!
…というわけで数回に渡りお伝えしてきた偕楽園の梅レポートは今回で終了です。
次はもうすぐ咲く桜ですかね…。
春の花々からは生命の息吹を感じられるので、この時期は大好きでアリマス。
ではまた次回!