2012年3月下旬・偕楽園の梅がほぼ満開!梅まつり延長決定!
偕楽園の梅情報, 水戸ぶらり 2012年3月28日ハイこんにちは!
今日の茨城県水戸市は、久々に朝から快晴。
お昼過ぎには気温も15℃近くまで上がり、陽射しも強いので大変気持の良い日です。
しかし、時折吹きぬける風は、まだまだ非常に冷たいですね。
※この記事は2010年3月に書かれたものです。
最新の偕楽園の様子はコチラでご覧ください!
社長のお父様と事務所の玄関で「まだ風が冷たいですねぇ…」などと立ち話をしていると、"春のいなさは、くろがねも通す"という慣用句(?)を教えてくれました。
…いなさ?…くろがね?、聞きなれない単語ばかりなので、どういう意味か尋ねると、「"いなさ"ってのは春に吹く南東からの風で、その冷たさは"くろがね"(鉄)でも防げないってことじゃないかな?」というお答え。
なるほど、たしかに春先の風って、やたらとひんやり冷たいですよね。
ホント昔の人達は上手いこと言うもんですね。
調べてみると日本語というのは面白いもので、地方や時代によって天候や自然現象の呼び名のバリエーションが膨大にあるんですね。
五月雨(さみだれ)や村雨(むらさめ)、菜種梅雨(なたねつゆ)など、雨の呼び名が多いことはご存じでしょうが、負けじと多いのは"風"の呼び名です。
2000種類以上の呼び名があるという説もあるようですよ。
前述の「いなさ」の他にも、乾風(あなじ)、颪(おろし)、東風(こち)、春一番(はるいちばん)…という具合です。
自然と深く関わり、季節のうつろいを身近に感じながら生活してきた日本人ならではの風習ですね。
さて、当ブログではこの時期になると茨城県水戸市の偕楽園の梅開花情報をお伝えしております。
今年は、寒さの影響でかなり開花が遅れている偕楽園の梅の花ですが、偕楽園のオフィシャルサイトによると、3月27日の時点で「8分咲きでほぼ満開」と発表されました。
先週末の土曜日は天候に恵まれなかったのですが、日曜日には回復しました。
夕刻に偕楽園の近くをチャリンコで通る機会があったので、短時間ではありますが立ち寄ってみました。
千波湖の脇の駐車場には、観光ツアー客を載せたバスが何台も並んでいました。
まもなく日が暮れ始める時間帯だというのにかなりの混雑具合。
この様子からするとお昼には相当賑わったのではないでしょうか?
夕陽を浴びて黄色っぽく光る梅の花は、昼とは別の表情を見せてくれます。
日が落ちていくに従い、あたりの気温が一気に下がってきたので、ライトアップされた梅の花を見るのは断念して帰宅してしまいました。
やはりこの季節、昼間と夜の寒暖の差が激しいですね。
そして、8分咲きの発表があった3月27日のお昼休みにもチャリでひとっ走りしてきましたよ。
昼過ぎには、マフラーが要らないくらいまで気温も上がりました。
平日だというのに物凄い人の数!
小さなお子様連れのお客様も多く見受けられました。
そういや世間は春休みなんですね…。
こちらの梅は「酈懸梅(てっけんばい)」という品種で、なんと花びらが見当たらない!
正確には退化した小さな花びらがあるそうですが、咲くと同時に落ちて行ってしまうのだとか…。
露わになった雄しべ・雌しべの姿が、茶筅(お茶を点てる時にシャカシャカっと回すヤツですね)に似ていることから、茶筅梅(ちゃせんばい)とも呼ばれるとのことです。
しかし、花びらがないというのは少々寂しい感じがします。質素というか武骨というか…。
まぁ、ファッションに無頓着な人っていますからね。←そういうことか?
てっけん梅についての説明は、園内に数名いらっしゃる黄色いジャンパーの説明員のおじさんからお聞きしました。
梅の名前の由来や特徴などを、とても丁寧に説明して下さいますよ。
ただ観るだけでも楽しい梅の花ですが、説明を受けると更に楽しめること請け合いです。
是非とも黄色いジャンパーの説明員方を見かけたら声をかけてみて下さい!
先週のレポートでお伝えした偕楽園の下方に広がる分園の田鶴鳴(たづなき)梅林の梅が咲いているのが見えますね。
南崖の階段の上り下りは結構イイ運動になりますが、景色はとても素晴らしいので、是非とも息を切らして歩いてみて下さい!
好文亭の入り口付近は、梅の花咲き乱れる偕楽園をより一層華やかなものにしている梅大使と黄門さまとの記念撮影ができるとあって、この人だかり。
この日はテレビ局の取材と思しき方もいらしてましたよ。
黄門様と梅大使の美女と一緒に記念撮影できるとあって、列が途絶えることがありません。
!!!
途中、なんと黄門さまのヒゲが斜めにズレてしまい、観光客の方に正される…というハプニングが。
あまりに気さくにヒゲを触る市井の人間に対し「控えおろうっ!」と怒号+印籠が飛びだすかと思いきや、意外にも身を委ね、ヒゲを触らせる黄門さま。
「ん?痛くないよ…ありがと…」だってさ。さすがは高貴なお方だ…。
笑い声も飛び交い、とても和やかなひとコマでした。
そして、偕楽園のサイトで嬉しい発表がありましたよ!
今年の梅は、随分と開花が遅れたため、3月31日までを予定していた梅まつりの開催期間を、なんと4月8日まで延長するとのことです!
やったね!…つか、もう桜の季節ジャン!
…ということで、延長される偕楽園の梅まつり、是非ともいらして下さいね!