ハイこんにちは!
いよいよ…というか、早くも関東地方で梅雨が明けました。
7月8日の梅雨明けというのは、平年より12日、昨年より8日早いそうです。
週間天気予報には雨マークがずらりと並んでいたのに、一転して晴れマークばかりになりました。
今後一週間の予想最高気温も30度を超える日ばかりなので、考えただけで夏バテしそうになりますね…。

夏本番、熱中症にお気を付け下さい01

こう暑い日が続くと、心配なのは熱中症対策です。
先週の7月4~10日の一週間、全国で4520人の方が熱中症で病院に搬送され、8人の方が亡くなられました。
特に毎年酷暑に見舞われる東海地方での患者数が多いようです。

”熱中症”という言葉をニュースで頻繁に耳にするようになったのは、ここ10年ぐらいの事のように思います。
それ以前には熱中症患者は少なかったのかというとそうではなくて、95年ごろに熱中症の診断方法が変わったことにより顕在化したという理由や、その年の気候条件により患者の増減が大きく変わることによるものだと思われます。

しかしそれらを差し引いても、熱中症患者は年々増加する傾向にあるようです。
地球温暖化やヒートアイランド現象により、異常に気温の高い日があったり、高温や熱帯夜の日数が多い年には熱中症の患者は増加します。
それに加えて、今年は東日本大震災の影響による電力不足が危ぶまれており、節電努力が求められているため厳しい夏になりそうです。
電力消費を必要最小限に抑えても、それによって体調を崩したり倒れてしまっては本末転倒ですよね。
…ということで、熱中症の予防と対策について調べてみました。

環境省のウェブサイトでは、熱中症に関する知識や対策をまとめたマニュアルが閲覧できます。

環境省 -熱中症環境保健マニュアル-
 
このマニュアルによると、日常生活の中で出来る熱中症対策としては…

  1. 暑さを避ける
  2. 服装を工夫する
  3. こまめに水分補給する
  4. 急に暑くなる日に注意する
  5. 暑さに備えた体力づくり
  6. 個人の条件を考慮する
  7. 集団活動の場ではお互いに配慮しあう

…などが挙げられます。

そもそも熱中症は、体温調節機能の異常が原因で発生するようです。
体温を体内から上手く逃がすことが出来ずに上昇しすぎることにより、めまいや失神・痙攣が引き起こされます。

熱中症対策として挙げられている”暑さを避ける”、”服装を工夫する”というのは言うに及ばずという気がしますが、”こまめに水分補給”は、とくに重要のようです。
汗には、皮膚の表面で蒸発することで体から熱を奪い体温を下げる気化熱という効果があります。
このため汗をかくことは非常に重要です。
汗の原料は血液中の水分や塩分ですから、発汗機能を整えておくためにも、それらの補給は重要なんですね。(ちなみに残念ながら「お酒」は水分補給には逆効果らしいですよ)

人間の体は、暑い日が長く続くと、次第に暑さに慣れるようなしくみになっています。
これを暑熱順化といい、日頃から運動をすることで”上手に汗をかき体温を調整できる体”を獲得できるそうなのです(ただし自律神経やホルモンの働きが順応するまでに2週間ほどを要するようです)
急に暑くなった日に熱中症の方が続出するのは、急激に上がった気温にこの暑熱順化が間に合わないことも一因のようです。

また熱中症の発生は、個人の体質やその日の体調に依るところも大きいので、常に体調管理を怠らない必要があります。(体温調整機能に異常をきたす持病がある方は特に気を付けなければいけません)
自覚症状が現れないのも熱中症の怖いところで、甘く考えていると(とりわけ小児やお年寄りにとっては)命に関わることもあります。

”集団活動の場ではお互いに配慮しあう”というのは、職場などにおいて実践していきたいですね。
その日の暑さと従業員の作業量を考慮したうえでのスケジュール管理を取り決める、社員の体調管理に気を配る…等、すぐに実践できるものもあります。

 夏本番、熱中症にお気を付け下さい02

未だに続く震災後の修理や機器設置作業で大忙しの当社工事班にも熱中症対策は欠かせません。
丸一日の仕事になる改築現場などには、保冷ジャグにお茶を入れて持ちこみ、水分補給を怠らないようにしています。

日中屋外での作業をされる業種の方々は、是非とも熱中症対策について一度真剣にお考えになられては如何でしょうか?

ではまた次回!

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