ハイこんにちは!
今週の茨城県水戸市は、一旦春めいたかと思いきや、気温は急転直下、冷たい雨や霙まで降る始末。
気温の上下や天候の変化が激しいこの時期ですが、逆に言えば春が近づいてきているということでしょうか。

さて今回も、毎週お伝えしている偕楽園の梅の開花情報です。
まずは2011年2月27日の日曜日の偕楽園の様子をご覧ください。

2011年3月偕楽園の六銘木をレポート11

梅の花は4~5分咲きでしたが、快晴で気温も15℃ぐらいまで上がりました。

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観光客の数もかなり多く、売店はこの賑わい。

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2月20日から、梅まつりが始まっており、3月下旬までの毎週末に園内で様々なイベントが行われます。

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恒例の野点(のだて)茶会も開かれました。
梅の花を観ながらお茶を頂くとは、なんとも風情がありますなぁ…正座はツライけど。

2011年3月偕楽園の六銘木をレポート

コチラも恒例の「好文亭をバックに黄門様ご一行と記念写真を撮れるコーナー」も長蛇の列の大変な賑わいでした。
由美かおるさん的な役の方がおられない代わりに梅娘が両サイドを固めて下さいますので文句はないです、ハイ。

さてここからは2011年3月3日の偕楽園の様子です。
日曜の快晴から打って変わって週の頭から天気は雨続きだった水戸市。
その影響か、今日の梅の開花具合は6分咲きに留まっておりました。

2011年3月偕楽園の六銘木をレポート16

とはいえ、早咲き品種は十分見ごろを迎えており、中咲きの品種も含め約2000本の梅が開花している、との発表がありました。

観梅は比較的長い期間楽しめるところが素敵ですね。
早咲きの梅が咲き始めた頃に、咲き始めている花を探しながら観ることを探梅、見ごろを迎え一斉に咲き誇った花を楽しむことを賞梅、咲き終わりの時期を名残惜しみながら鑑賞することを送梅というのだそうですね。
俳句の世界での言葉なのだそうですが、梅の花の楽しみ方を良く表していますね。

さてここからは、偕楽園ならではの梅の楽しみ方をご紹介いたします。
偕楽園内には六銘木といわれる梅の樹があるのをご存知でしょうか?
昭和9年、園内のすべての品種を調査・研究し、その中でも、花の形・香り・色などが特に優れているもの6品種を水戸の六銘(名)木として選定したということです。

その数3000本といわれる偕楽園の梅の中で、6本を見つけるのなんて大変だな…と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、東門入り口傍の案内所で貰える偕楽園マップ(これマストアイテム)には、これら六銘木の位置がちゃんと記されておりますのでご安心ください。
それに加え、六銘木それぞれには、六角形の柵が施されており、遠目にもわかりやすくなっております。

それでは六銘木をご紹介いたしましょう。
其々の梅の解説は水戸観光協会様の梅祭りのサイトより引用させて頂きました。

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烈公梅(れっこうばい)
薄紅色の大輪です。一重咲きで、丸い花弁の一枚一枚が離れています。
端正な花弁の具合と力強いおしべの具合が実に上品な品種です。
水戸にしかない品種と言うことで、水戸藩9代藩主・徳川斉昭公の別称「烈公」にちなんで名付けられました。
開花期は1月下旬から2月下旬。

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柳川しだれ(やながわしだれ)

淡紅色中輪の一重咲きです。
つぼみの間は濃紅色の萼に包まれていますが、開花すると萼は反り返ってしまい、中からうっすらと白く縁取りされたやや濃い目の淡紅色の花弁が現れます。
開花期は2月上旬から3月上旬。

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江南所無(こうなんしょむ)

明るい紅色の大輪。花弁は厚く、おしべを抱え込むように咲きます。
中国の江南地方にこれ以上の梅はないと言う意味で名付けられたようです。
徳川光圀の師であった中国の儒学者・朱舜水が日本にもたらした品種と言われます。
開花期は3月上旬から4月上旬。

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虎の尾(とらのお)

八重中輪。萼が赤紅色。
つぼみの開き始めは薄紅色でやや尖っていますが、開花後は白色となります。
おしべは短く2本以上あるものが多く見られます。若い鞘は黄緑色。
開花期は2月上旬から3月上旬。

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月影(つきかげ)

青白い花色ですが、丸くて厚い花弁、おしべの豪華さが全体の雰囲気を落ちついたものにしています。
花の輪郭が美しいことは全品種の中でも有数のもの。香りも強く、梅の原型を見るかのようです。
開花期は2月中旬から3月上旬。

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白難波(しろなにわ)

やや早咲きの白色中輪。
ほころびたときの微かな淡紅色が開花した後も花の外側に残ります。
開花期は1月下旬から2月下旬。

当然ながら、この他にも特に銘木として選定されていないけれども味わい深い樹はたくさんあります。
小生などは、ねじくれ曲がった老木にえも言われないシンパシーを感じて立ち止まってしまうことしきりでした。

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皆さまご来園の際には、オレの銘木・私の銘木などを探してみるのも一興かと思います。

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!!!
偕楽園から常磐神社へと歩いてみると…寒空の下、お猿さんが芸を披露しておりました!
なかなかにふてぶてしい芸風と表情で 、観客を笑わせていました。竹馬逆だし。
平日からお疲れ様です!

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今週末3月5日には、夜の梅を堪能できる夜梅祭が開催されます。
一昨年の夜梅祭の様子はコチラからご覧ください。

是非ともライトアップされた梅の幻想的な姿に酔いに来て下さい!!
ではまた次回!

偕楽園の梅や桜に関する情報をまとめてみました_バナー
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